かりっと焼かれた外側と柔らかい内側のコントラストが最高!フランスの人気焼き菓子カヌレとは!
日本でも人気のあるフランスの絶品焼き菓子!真っ黒な見た目も香ばしい味も特徴的なスイーツ、カヌレをご紹介します!
外はカリッ中はもちっの絶品スイーツ
カヌレはフランス発祥の焼き菓子。正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」で、フランスのボルドー地方伝統のスイーツです。カヌレとは元々フランス語で「溝のついた」という意味で、カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くこと、また周りは黒く焼かれ、食感が硬く香ばしくなっていることが特徴です。伝統的には蜜蝋が用いられていましたが、最近では代わりにバターが使われることが多くなっています。
カヌレの発祥は実は明らかになっていないのですが、有名な説としてはボルドー女子修道院で15世紀もしくは18世紀頃から作られていたお菓子である、というものがあります。リモージュにあった小麦粉と卵黄を使ったパン「カノーレ」が元となって、カヌレが生まれたのではないかと考えられているそうです。しかし残念ながら、フランス革命で資料が焼失してしまっため、詳しいことは分からなくなっています。
また、ボルドー地方ではワインの生産が盛んですが、ワインの澱(おり)を取り除く過程においては卵の卵白が必要で、余ってしまう卵黄の使い道としてカヌレが多く生産されたのだそう。現在では伝統的なカヌレを保存するための同業組合も作られており、ボルドーには600以上の製造業者が存在しています。
そして実は、カヌレが有名になったのは最近のこと。20世紀になって、パティシェが古いカヌレのレシピにバニラとラム酒を加え作り始めたことがきっかけとなって、人気が再び広まっていったのだそう。一般的なカヌレを焼くときに使われる型は高さ5㎝のもの(クラシック)が多いですが、最近では一口サイズの高さ3.5cmや2cmほどのミニカヌレも売られています。
また、近年は日本でもカヌレブームが起こっており、多くのパティスリーやブーランジェリーでカヌレが販売されています。スーパーマーケットなどでも売られていて簡単に試すことができるので、食べたことがないという方は是非買ってみて下さい!
ちなみに、東京都の立川市でカヌレを食べ比べた記事もアップしているのでこちらも是非ご覧下さい!
カリカリ、そしてじんわりした二つの食感が楽しめる絶品スイーツ、カヌレ!興味のある方は是非試してみてはいかがでしょうか!