アイスランドで最も古い料理!?ラム肉の伝統料理ハンギキョートとは!
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アイスランドでは昔、厳しい自然の中で生き抜くために調理方法よりも保存方法が重視されていたという背景があります。
そのため、伝統的な食べ物には保存食が多いことも特徴。
そんなアイスランド料理の中でも、今回は特に歴史のある食べ物ハンギキョートをご紹介します!
羊の糞を使うアイスランド風のハム!?ハンギキョートとは!
アイスランドで最も古い料理とも言われているハンギキョート。
アイスランド語で「吊るされた肉」という意味で、アイスランドでは主にクリスマスやソーリ(1月19日から1週間)に食べられている子羊の燻製です。
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基本的には羊のもも肉を塩や香辛料で2週間程度漬け込み、天井などから吊るして乾燥させ、燻製をさせるそう。もも肉は骨もあり脂肪も程よいため「最も美味しい」と好まれているそうですが、脂肪が少ない他の部位が使用されることもあります。
樺の木や羊の糞(!)でじっくりと燻したハムのような食べ物で、羊本来の味わいを活かした伝統料理であるハンギキョート。出来立てのあったかい状態でも、冷やして冷たい状態で食べても美味しいアイスランドの国民食です。また、「アイスランド人よりもたくさんいる」といわれることもある羊のお肉だけでなく、馬の肉を使うこともあるそうですよ。
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食べる際は茹でたものを輪切りにし、ポテトやグリーンピースを添え、ベシャメルソースをかけて食べるのが一般的。また、無発酵のフラットブレッド「フラットカーカ」や「葉っぱパン」という意味を持つ「ルイヴァブルイズ」というクラッカー状のパン、ライムギパンの「ルグブロイス」と一緒に食べることも多いそうですよ。ちなみに、近年登場した二度燻してあるハンギキョートは、茹でずに食べられることから人気を得ているそう!
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確かに茹でなくちゃいけないのはちょっとめんどくさいですもんね。
塩味や独特の強い燻製の風味があるため、普段食べなれていない人は少し驚く味わいかも……?でもくせ者揃いのアイスランド料理の中では、日本人が好む味わいと言えるでしょう。最近の調査では、アイスランド国民の90%が休日に一度はハンギキョートを食べていると言われているくらい人気なので、ラム肉が好きという方には食べてみてほしい料理です!
その味わいに慣れたころには虜になっているかも!?スーパーや売店などでも「ハンギキョートのサンドイッチ」などが売られており旅行者でも手軽に試せるので、是非アイスランドに行った際はハンギキョートにチャレンジしてみて下さい!