最初の一枚は失敗する?ロシアで愛される軽食ブリヌイとは?
最初の失敗はつきものだから気にしない!?おやつにも朝食にもなるロシア版クレープ、ブリヌイについてご紹介します!
太陽の形をしてる!?ロシアのバター祭りの料理!
ブリヌイはロシア料理を代表する料理の一つで、いわゆる「ロシア版クレープ」とされている一皿です。ロシア最古の料理の一つであると考えられており、16世紀から17世紀のモスクワの市場で、既にブリヌイが売られていたとの記録が残っています。元々は春の訪れを祝う「マースレニッツァ」(バター祭り)というお祭りの料理で、ブリヌイは太陽の形を表していると考えられています。キリスト教が伝わる前には、スラブ民族の儀式に使われていたんだとか。
作り方には多くのバリエーションがあり、イーストや、ケフィールというヨーグルト飲料のようなものを用いたり、そば粉や小麦粉を使ったりと、ロシアには色々なブリヌイが存在しています。ただ多くの場合、イーストが使われることが多いよう。また、サワークリームやスモークサーモン、イクラなどを挟んで軽食として食べたり、ジャムや蜂蜜などを塗っておやつとして食べるなど、食べ方も多種多様です。
ロシアには、「ブリーンも最初の一枚は失敗する」という諺がありますが、これは初めの失敗はつきものだよ、という意味で使われるんだそう。確かにクレープなどを焼くときって、最初の一枚は油がうまくフライパンに馴染んでないから、少し歪になりますよね。異国の諺ながら、すごく分かりやすい例えだなと感心してしまいました。
失敗しても気にしないで!
バリエーションも豊かで日本人にとっても食べやすい味であるブリヌイ!興味のある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!