ペルーのインカコーラと高山病の思い出について

今回ご紹介させて頂くのはこのインカコーラの栓抜きですが、これはペルーのお土産に貰ったものです(私もペルーに行ったことはあるのですがある事情により買ったものが全てありません)。
それに関してはまたいつか書くとして、今回はインカコーラの思い出を一つ取り上げてインカコーラ栓抜きの紹介にかえさせて頂きたいと思います。写真だけ見て良い栓抜きだなと思って頂けるだけでも嬉しいです。
恐ろしい高山病と癒しのインカコーラ

私が初めペルーに降りたったのはクスコという街。ここはインカ帝国の首都であり世界遺産でもあります。標高3399メートルに位置し、この高さは富士山の8合目から9合目ぐらい。日本で普通に生活していると気にすることはないですが、この高さになると高山病というものにかかることがあります。

高山病は酸素の薄い高地にいきなり降りたつと体が順応できず、頭痛や吐き気の症状がでる病気。先ほど「かかることがあります」と書いたように、かかりやすい人と全く問題ない人もいます。
ただ私は前者のタイプ。空港に着きクスコの街までバスに乗って少しするともう症状がでてきました。私の場合吐き気が酷くもう歩くのも辛くなるくらいの症状。しかし一緒にいた友人は全くもって元気であり、ヘロヘロになっている私に対してイライラしている程でした。
友人は私の症状が悪くなるのに比例し、どんどんイライラを募らせていきます。その友人の調べによると、なりやすい人の特徴として
・運動不足の人
・お酒をよく飲む人
・喫煙者
・神経質な人
であるらしいとのこと(実際は知りません)。
上の3つに関しては酒は多少飲むにしても当てはまりませんが、問題は最後の神経質な人というところです。

私は神経質ということではないのですが、ずっと高山病にかかるんではないかと気に病んでいました。イライラが頂点まで達していた友人はそこが神経質な人という所と結びつき、「しんどいと思うからしんどいのであって、高山病にはかかってないと思えばしんどくない!」と昭和のスポ根根性論のように言ってきました。
そんな根性論を受け入れられない私は反論したいけれども、そんな力も残ってない程ヘロヘロ。そこで観光はギブアップし飲み物を買ってホテルに戻ったのです。しんどいとはいえ、とりあえず長いフライトでベタベタになった体をシャワーで長そうと蛇口を捻ったのですが(海外ホテルあるあるですが)、水しか出ません。

高地はお湯が出にくいと聞いていましたが、そのシャワーは私の体温と体力をぐんぐん奪っていきました。それでも冷たさに耐えてさっとシャワーを浴び、私は震えながら、さっき買ってきたインカコーラを飲んだのです。

インカのゆざめです。

(もちろん当時はこんなしょうもないことを考える余裕もなかったですが)そのあとは一先ずベッドで眠ろうとしました。しかしながら、高山病というのは眠ると呼吸が浅くなり症状が悪化します。起きても地獄寝ても地獄で、何をどうしたらいいのかというくらい辛い時を過ごす羽目になったのです。

恐ろしすぎます、高山病は……。
私の場合は2,3日すると体は順応しましたが、本当に酷い場合は命の危険もありますのでお気をつけください。場合によってはちゃんと病院にも行ってくださいね!

……と、何故か高山病の話をつらつらと語ってしまいましたが、ペルーに行った際はインカコーラを飲んでしっかり水分をとり高山病に備えて下さい。ついでに良ければ、インテリアとしても可愛いこの栓抜きもオススメです。

すぐに色んな物をコレクションしてしまいがちなマキシマリスト。趣味はサッカーとショッピング。中南米をバックパッカーで回っていた。