マレーシア料理と言えばこれ!見た目も豪華で気分が上がる郷土料理ナシレマッとは!?
ココナッツ香るご飯が意外にもサンバルと相性抜群!マレーシアで最もポピュラーな料理ナシレマッについてご紹介します!
米をココナッツミルクで炊いたご飯!?
ナシレマッ(Nasi lemak)とは、マレーシアの屋台や家でも食べられている国民食ともいえるご飯料理。インディカ米をココナッツミルクと塩で炊いて様々なおかずを盛り合わせて食べます。マレーシアの特にマレー人の家庭ではとてもメジャーな食事で、朝食によく食べられます。ちなみにマレー語で「Nasi」はご飯、「lemak」は脂のことを意味しており、脂とはココナッツの油脂のことを指しています。
ナシレマッのバリエーションは数多くあり、地方や家庭によっても味付けが異なることが多々あります。砂糖を加えて甘くしたり、唐辛子を加えて辛くしたり、にんにくを加えたりと、色々な方法で調理されます。また、米に風味を出すためパンダンの葉と一緒に蒸すことも多いです。実際に屋台などで購入した際は、パンダンの葉に包まれて渡されることもあります。
最近は衛生的でないとの理由からパックで渡されることが多いようですが……。
ここでは一般的なナシレマッについてご紹介しますが、多くの場合添えられているおかずは主に4種類。蒸したりカリッと揚げた、塩辛いカタクチイワシ科の小魚である「イカンビリス」、揚げて塩を振った「ピーナッツ」、唐辛子を使ったマレーシアではポピュラーな味噌「サンバル」、薄切りにした「キュウリ」が一緒に提供されることが多いです。
ただ、ボリュームを出すためにこのほかに茹で卵や目玉焼き、アヤム・ゴレン(フライドチキン)、サンバル・ソトン(イカのチリ煮)、小魚のフライ、牛肉のココナッツスパイス煮込みであるビーフルンダンが添えらえていることもあります。こういったおかずのバリエーションはお店によって様々です。
ボリュームもあり見た目も美味しそうであるため、かなりの方が「食べてみたい!」と思ったと思いますが、この料理の唯一の欠点は高カロリーであること。ココナッツに含まれる油脂分が主成分のためカロリーは高く、マレーシア政府は給食などで提供する回数を減らすように指導をしているのだとか。試してみるなら旅行中に1回くらいが丁度良いかもしれません。
ココナッツミルクご飯が特徴的なとっても美味しいマレーシアの国民食ナシレマッ。興味がある方は是非食べてみて下さい!