名前からは想像できないロシア流サラダ!毛皮を着たニシンとは?

その国を知るなら!おすすめ伝統料理,グルメ

Wikipediaより

ニシンが毛皮を着てるってどういうこと!?面白い名前のロシア料理、毛皮を着たニシンについてご紹介します!

ユニークな名前と優雅な見た目!

毛皮を着たニシンは、ロシアをはじめ旧ソ連国でよく食べられているサラダのこと。賽の目切りにしたニシンの漬物を、茹で卵やビーツ、刻んだ玉ねぎやニンジン、マヨネーズの層で覆った一皿で、ビーツとマヨネーズで作られる濃い紫色の鮮やかな見た目が特徴的な料理です。ニシンの上に野菜を重ねて層にしたり、野菜を賽の目切りにしたり、ゼラチンを使ったりと、バリエーションも豊かです。ロシア語で言うと「セリョートカ・バト・シューバ」という名前であり、これは日本語訳で「毛皮を着たニシン」という意味になります。

ロシアにおいてはお祝い事に欠かせないサラダで、ウクライナやベラルーシなど、他の旧ソ連諸国でもクリスマスに食べられたりする、かなり一般的な料理です。

元々このようなサラダは、ドイツや北欧などで食べられていたそう。それがロシアに入ってきたとき、ロシア料理の伝統であるニシンの酢漬けにマヨネーズをかけて、層にした料理になりました。やっぱりヨーロッパは陸続きということもあり、他国の食文化を吸収して食べ物を進化させていったんですね!

可愛い名前だけでなく、おしゃれな見た目も特徴的なロシアのサラダ、毛皮を着たニシン!機会があればロシア料理店などで是非試してみて下さいね!

ライター
のちぇ

3度の飯と海外旅行、猫が好きなちゃらんぽらん。読書や映画鑑賞、料理とゲームが趣味。好きな食べ物はアイスクリーム。現在リングフィットアドベンチャーで瘦せようと頑張っているが、動いた分の3倍食べてしまうため痩せる気配はない。