カラマキとの違いは何！？ギリシャで人気の串焼き肉料理スブラキとは！
串にさして焼くハーブたっぷりのお肉がまずいわけがない！ギリシャの絶品肉料理スブラキをご紹介します！
ジューシーなお肉を串焼きにした「ギリシャ版焼き鳥」！？
スブラキとは肉や野菜を串で刺しゆっくりと回転させながら焼くギリシャで人気のファストフード。「ギリシャ風ケバブ」とも考えられており、ギリシャのほかキプロスでも食べられています。また、肉は主に豚肉のほか牛肉や鶏肉、羊肉が使われています。ちなみに、「スブラキ」という名前の由来は、中世ギリシャ語のスブラ（串）から来ています。
また、ギリシャ南部やアテネなどでは、スブラキではなく「カラマキ」（小さな葦）と呼ぶことが多いそう。北部の人と南部の人は「何がスブラキで何がカラマキか」についてよくジョークのネタにしているんだとか。
日本人的には辛巻と脳内自動変換してしまいますが、別に何かを巻いているわけではありません。
そんなスブラキの歴史を探ってみると、誕生の秘密は古代ギリシャまで遡ります。ギリシャにあるサントリーニ島を発掘したところ、串を刺すのに使う窪みがついた石製の調理台が見つかったのだとか。この研究から、紀元前2000年には既にスブラキの元となった串焼きが食べられていたことが分かっています。さらに他にもスブラキ用の鍋が見つかった他、文献にもスブラキのような肉串を提供するお店が登場しています。
ただ、現代のスブラキがギリシャ国内で多く消費されるようになったのは割と最近のこと。第二次世界大戦後の1960年、ある地方の業者が紹介したことで人気に火がつき、広まっていきました。現在スブラキは、アテネではカラマキと呼ばれて、ピタパンに挟んだり、レモンや玉ねぎ、パプリカなどと食べるのがポピュラー。また、羊肉のスブラキにフライドポテトや野菜、ソースとピタパンを添えて、プレートとして食べられることもあります。
そして、同じスブラキが人気のキプロスでは、お肉を少し大きめにカットしてカットレモンを入れるのが一般的なんだとか。国や地方によって少しずつ異なるスブラキが存在しているんですね！
日本のギリシャ料理店でも多く提供されているため、スブラキは比較的試しやすいギリシャ料理です。最近はギリシャヨーグルトやオリーブオイルなど、ギリシャの健康的な食生活に注目が集まっていますが、こんながっつりした肉料理も実はあるんです！
その美味しさは万国共通で愛されるギリシャの肉料理スブラキ！興味のある方は是非チェックしてみて下さい！
3度の飯と海外旅行、猫が好きなちゃらんぽらん。読書や映画鑑賞、料理とゲームが趣味。好きな食べ物はアイスクリーム。現在リングフィットアドベンチャーで瘦せようと頑張っているが、動いた分の3倍食べてしまうため痩せる気配はない。