世界で二番目に美しい本屋さん!?ドラマチックさは世界一のアルゼンチンの書店エル・アテネオ・グラン・スプレンディッドとは?
劇場がなんと本屋に生まれ変わった!?「世界で二番目に美しい書店」に選ばれたこともあるアルゼンチンのエル・アテネオ・グラン・スプレンディッドをご紹介します!
舞台がそのまま書店になった美しすぎる本屋さん!
エル・アテネオ・グラン・スプレンディッドはアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスにある本屋さんです。
元々はオペラなどが上演される国立ノルテ劇場があったこの場所。カルロス・ガルデル、フランシスコ・カナロなど数多くの伝説的なタンゴの踊り手がステージに立ちました。また1929年に映画館として生まれ変わった後は、アルゼンチン国内で初めてトーキー映画を上映するなど、アルゼンチンにとっても非常に重要な場所でした。そして2000年には書店となり、多くの人が訪れる美しい書店になりました。
実はアルゼンチン国内に30店舗以上を展開する「エル・アテネオ」グループが経営している書店の、グランスプレッド支店であるこの場所。チェーンの中で最も大きな店舗となっていて店内には12万冊を超える本が並んでおり、閲覧スペースも多数設けられているため、たくさんの本をくつろぎながら読むことができます。
2008年には、イギリスのガーディアン紙によって世界で2番目に美しい本屋さんとして選ばれ、日本でも有名になったエル・アテネオ。世界的にも広く知られており、2008年のデータによると何と1日3000人もの来場者がいるとか!
書店になった今でも劇場だった頃の面影を残しており、舞台を思わせる正面の真紅のカーテンや、現在では書籍が並べられているボックス席など、書店にいるのに劇場にいるかのような気持ちを味わえます。
また、天井にはイタリアの画家オザレノ・オルランディによる巨大フレスコ画が描かれており、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
さらに、かつてのステージであった場所にはカフェも設置されており、優雅な空間で休憩しながら読書を楽しむことも可能です。地下一階には子供向けの本やCDなどが販売されているため、子供連れの方でも安心して訪れることができるスポットです。
煌びやかな雰囲気の中で大量の本が並べられている光景はまさに圧巻!
アルゼンチンのブエノスアイレスに行った際は、是非エル・アテネオ・グラン・スプレンディッドに寄ってみて下さい!