【マストウォッチ!】アイスランドのおすすめ映画 第1回『好きにならずにいられない』
アイスランドを知りたい方に見てほしいおすすめ映画!
『好きにならずにいられない』を紹介!
映画『好きにならずにいられない』のあらすじ
今回ご紹介するアイスランド映画は2015年に公開されたダーグル・カウリ監督作『好きにならずにいられない』(原題はFúsi)。
主人公はおデブで禿げ気味、趣味はジオラマ作りというオタク男性、フーシ。40代になる彼ですが女性経験はなく、同僚にもいじめられる日々を過ごしています。
そんなフーシを見かねた母親が彼の誕生日にプレゼントしたのはダンススクールのチケット。嫌々出かけたフーシですが、そのスクールで出会った女性との出会いが彼を大きく変えることになり……!?
映画『好きにならずにいられない』の見どころ3つ!
【見どころその1 「北欧版モンティパイソン」メンバーが演じる主人公フーシ】
近所の子供たちと遊んでいても変質者に間違われ警察に連行されてしまう悲しい主人公、中年男性フーシを演じるのは、「アイスランド版モンティパイソン」と呼ばれる風刺番組のメンバーとして知られるグンナル・ヨンソン。
バルト海を航海する貨物船で料理人として働いていた時に本作の監督から電話があり、10年以上前に携わったテレビ番組で気に入ったヨンソンを前提に本作の脚本を執筆したので出演してほしい、と依頼を受けたそう。
彼ありきの脚本であるというのにも納得がいく役とのマッチ具合には注目です。
【見どころその2 明るくも不安定なヒロイン、シェヴン】
リムル・クリスチャンスドッティルが演じるヒロインのシェヴンはフーシに様々な変化をもたらす女性。偶然の出会いから発展していくフーシとの関係性はこの物語の中核となっています。
シェヴンの光と影の部分に振り回されるフーシにヤキモキしてしまう視聴者も多いとは思いますが、彼女との生活で大きく変化するフーシには心動かされること間違いなしです。
【見どころその3 フーシの食事とアイスランドの意外な一面!?】
大人でありながらもミルクが大好きというフーシですが、国民食「スキール」をはじめアイスランドは乳製品がとびきり美味しいことで知られています。また、牛乳の国民一人あたりの消費量は世界第4位、チーズはフランスに次いで世界第2位という乳製品好きのお国柄だそう。
フーシが飲んでいるミルク「muu」は地元ブランドの牛乳で、スーパーなどで広く売られているものです。
そして本作にはフーシが大きな機械で作るクレームブリュレなど数々の食事が登場。フィッシュフライからパッタイまで、アイスランドの食生活が透けて見えるご飯シーンは要チェックです!
中年男性の少し切ない恋を描くアイスランド映画『好きにならずにいられない』!
冴えないフーシの恋を「応援せずにいられない」ドラマ作品です!