ボリビアの素材を盛り合わせた素朴すぎる料理!チャルケカンとは!?

グルメ,知りたい!世界の奇妙な食事たち!

wikipediaより

癖がありすぎるボリビア食材の詰め合わせ!

ボリビアに行ったら目にするかもしれない不思議な料理チャルケカンをご紹介します!

日本人には少々厳しいかもしれない素朴なボリビア料理

チリにも「チャルキカン」という料理がありますが、シチューのようなチリ料理とは大きく異なるこちらのチャルケカン。写真のようにシチュー要素は皆無なボリビア料理です。オルロやラパス、ポトシなど西部の県でよく食べられている一皿で、それぞれの地域にバリエーションがあります。正直言っていくつかの素材を盛り合わせただけの料理なのですが、今回はそれぞれの食材をご紹介します。

wikipediaより チャルケ

まず、肉は主にリャマやラム、牛肉が使われます。それらの肉のチャルケ(塩味のついた干し肉)を繊維状にして揚げただけのものを添えるのですが、このお肉は少々癖あり。特にリャマ肉の干し肉は臭みや塩味が強く、普段食べなれていない人からすると驚きを隠しきれません(良い意味ではない)。

つづいて、お肉のほかに使われるのはモテと言われるジャイアントコーンが使われます。ジャイアントコーンの粒を乾燥させ圧力鍋で煮たものなのですが、大粒のコーンは少しもちもちとした不思議な食感で淡白な味。塩味などもつけられていないため、もさもさとしていて甘みもあまりありません。これも人を選ぶ味わいと言えるでしょう。

ほかにはクリオーリョチーズ(メキシコのチーズ)のスライスと皮付きのじゃがいも、固ゆでの茹で卵が一緒に盛り合わされ、チーズとチャルケの塩分が味付けの代わりになっています。この説明でかなり淡白な味わいなのがお分かりいただけたでしょうか。

wikipediaより クリオーリョチーズ

そんなチャルケカンですが、起源は不明。一部のコミュニティから発展したと考えられてもいるのですが、最も一般的な考えは歴史的のベアトリス・ロッセルズが唱えたものです。その説によると、鉱山で働く鉱夫たちが一日の終わりに食べていた料理がモテとリャマのチャルケの盛り合わせでした。後に皮付きのジャガイモとゆで卵、クリオーリョチーズが添えられるようになり、この料理が誕生したそう。

のちぇ

だからこんな感じでシンプルなんですね!

日本では手に入らない材料がふんだんに使われているため、かなりボリビア感があふれている食べ物チャルケカン!この説明を聞いてもし興味が出た方がいたらならボリビアで是非試してみて下さい!

ライター
のちぇ

3度の飯と海外旅行、猫が好きなちゃらんぽらん。読書や映画鑑賞、料理とゲームが趣味。好きな食べ物はアイスクリーム。現在リングフィットアドベンチャーで瘦せようと頑張っているが、動いた分の3倍食べてしまうため痩せる気配はない。